移動診療車の供与式が実施された

移動診療車の供与式が実施された
日本政府はアジア開発銀行に設立している「豊かで強靭なアジア太平洋のための日本基金」により、モンゴルにおける感染症拡大に対する緊急対応の強化を支援している。
この支援の下、18日、保健省の主催により、移動診療車2台の供与式が国立第2病院で実施された。移動診療車の供与は前回昨年度の4台に続く2回目となる。
同供与式には井川原大使、ムンフサイハン保健大臣、カウリン・アジア開発銀行モンゴル事務所長等が出席した。2台の移動診療車は保健省に引き渡され、その後各地で生活している遊牧民や遠隔地域の移住者等に対する医療活動を中心に活用される予定である。
井川原大使は挨拶の中で、この支援により、モンゴル国民に対して質の高い医療サービスが提供され、包摂的な社会が実現されることを心から願っていると述べた。
また、ムンフサイハン保健大臣は、「本日受け取った移動診療車はモンゴルの地方の遊牧民や郡民に対して診療・検診を行うことを目的とした有益な事業である。この機会を捉えて、日本国民の皆様及びアジア開発銀行の関係者の皆様に感謝申し上げる」と発言した。
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