カラコルム市に関する法案が最終可決された
カラコルム市に関する法案が最終可決された
モンゴル政府は、歴史的な首都であるカラコルム市の復興、モンゴル民族の歴史、遺産、遊牧文明の保護、持続可能な観光促進、地域発展の均衡、自然環境に優しくて快適な都市計画・建設、都市開発の促進、法的基盤の確立を目的としてカラコルム市の都市計画、建設、開発促進に関する法案を上程した。同法案は2025年1月23日に国会で最終可決された。
都市の一部の機能を民間企業に委託し、スマート・シティとして都市開発に先端的な情報技術を活用し、都市の運営や建設に関する情報を公開するなどが同法律により規定されている。また、都市計画に求められる要件と都市建設の原則が確定されたことが同法律の特徴である。
歴史的・文化的遺産、考古学、有形文化遺産、無形文化遺産、自然の特性、そして遊牧文明に基づいた多様で持続可能な観光を支持する。都市計画や建設、運営が住民の共通の利害関心に沿い、社会サービスが平等かつアクセス可能で、人道的かつ多中心的な都市システムを開発する。都市開発計画により確定された居住区域の50%以上が緑地である。住民が地域用途や人口密度に応じて、居住地から300〜800メートル以内で学校と幼稚園に通い、社会・文化サービス、医療サービスを受け、休憩・レジャー施設やバス停、公園、商業・サービス施設に到達できる環境を整備する。地域の均衡的な発展を実現し、地域開発理念と連携し、森林地域の経済発展を支持し、自立的な発展が可能である。省エネで、環境に優しい技術を活用する。無人航空機(ドローン)の利用スペースを確保する。
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