モンゴル国立博物館で「グレート・ティー・ロード」展が開催
モンゴル国立博物館で「グレート・ティー・ロード」展が開催
モンゴルと中国の外交関係樹立75周年の一環として、モンゴル国立博物館で「グレート・ティー・ロード」展が開催されている。「グレート・ティー・ロード」展では、14,000キロにも及ぶ茶の交易路に沿い、中国から始まる茶街道の都市や中国とモンゴルにおけるお茶の遺産、歴史的建造物を紹介するほか、茶に関する文化・歴史的な写真、説明文の提供とドキュメンタリー映像も上映されている。
グレート・ティー・ロードとは、人類の発展に重要な役割を果たした古代の交易路である。
同ロードに沿った地域と都市である、中国の7省、内モンゴル自治区の9省、モンゴルの イフフレー、マイマイ、ウリヤスタイ、ホブド県、アルタンブラク、 ロシアのサンクトペテルブルクなどでは茶を通じた多くの文化的な交流が行われ、現在も歴史的遺産として残っている。モンゴルのティー・ロードの主要な交差点はイフフレーとアルタンブラグのマイマイであり、ロシアのサンクトペテルブルクはティー・ロードの終点として多くの茶が取引された。
お茶は17世紀~20世紀初頭にかけてこの交易路を通じて重要な交易品となり、18世紀以降に中国の最も重要な産品の一つとなったのだ。そして周辺地域の文化、技術、経済の発展に多大な影響を与えた。
同展は、中国の湖北省博物館とモンゴルの国立博物館が共同で主催し、来月3日まで開催される予定。
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