エムゲンテ岬の出土品
エムゲンテ岬の出土品
ボルガン県ホタグ・ウンドゥル郡のハンガイ・バグ中心部から南東30キロ、エギーン川の北方にある岩だらけの岬はエムゲンテ岬と呼ばれており、そこに10の四角い墓、4つの石碑、古跡等がある。
その中の3番目の四角い墓を1992年に深さ70センチまで発掘したところで、馬の頭蓋骨の一部、歯、顎の骨が発見され、100センチの深さとなると埋葬坑に到達した。埋葬坑に故人がいかに埋葬されたかは不明で、坑の様子を視察すると東方向けに置かれたように見える。
右壁に押し込まれた青銅の兜に加えて、陶器の破片3つ、青銅の飾り板、トルコ石の飾り、小型家畜の踝などが発見された。
青銅の兜は、上部の把手を含めた高さが22センチ、前後の幅が22センチ、左右の幅が16センチ。兜の表と裏は区別しにくい、表と裏のサイズは同じで、兜の下の両端に直径 6~7ミリの穴がある。兜の端は幅5ミリの凸フレームで囲まれている。上部の把手は高さ2センチ、幅3.5センチ、厚さ1センチ。
青銅の飾り板は直径9ミリの半円状、背面に飾り穴があり、トルコ石の飾りは大きさ6x8ミリ、厚さ2ミリ、真中に穴がある。
陶器の破片は暗褐色の粘土を焼いて作られている。
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