「フブスグル県ムルン郡総合病院改修計画」の贈与契約に署名
「フブスグル県ムルン郡総合病院改修計画」の贈与契約に署名した
9日、在モンゴル日本国大使館で、2023年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「フブスグル県ムルン郡総合病院改修計画」の贈与契約に、井川原賢在モンゴル日本国特命全権大使とラハグワジャブ・フブスグル県知事が署名した。署名式にはムンフバータル国家大会議副議長、ダワースレン建設・都市計画大臣も立ち会われた。
ラハグワジャブ・フブスグル県知事は、「草の根無償はモンゴル国において30年以上にわたり実施され、多くの分野で私たちの発展に貢献していただいた。フブスグル県23郡及び1村の14.3万人以上の県民を代表し、日本国民と日本大使館の皆様に謝意を表する。県総合病院の改修工事が実施されることにより、フブスグル県の医療サービスの質が向上し、また同病院の職員約400人の安全で衛生的な環境が整備されることを心より歓迎するとともに、案件実施時は当県からも指導、監督をしっかりと行う」と述べた。
同案件は、フブスグル県ムルン郡総合病院の改修を行うものである。この病棟3、4階の内装(床、天井、内壁、扉、窓)、配管(上下水道配管、便器、洗面台)、換気システム及び電気・通信設備(照明、スイッチ、コンセント、電線、非常灯、火災報知器、放送システム・スピーカー)の整備を行うことによって、同棟の医療環境及び衛生環境を改善し、もって県民が安心して医療サービスを受けられる体制が構築される。
日本政府は、1990年以降34年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきている。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの598件目にあたり、フブスグル県においては30件目となる。また、今回承認された同案件の供与限度額は24万7894米ドル。
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