モンゴルから初の天然ガスを採掘
モンゴルから初の天然ガスを採掘した
オーストラリアに本社があるTMK Energy社がモンゴルのウムヌゴビ県にあるグルバンテセ炭層ガスプロジェクトの一環で、ガス採掘の可能性を確認し、“アズタイ・ウネグ-1”井戸から初の天然ガスを3時間にわたって通すことができたと発表した。同社は“アズタイ・ウネグ-1、2、3”という3つの井戸に設置したポンプのスピードを高める方法でガスの産出量を増やすため、実験を行っている。これから先、巨大な可採埋蔵量が確認された後採掘に移行するとのこと。第一段階としてメタンガスからエネルギーを生産し、このエネルギーをグルバンテセ郡及びMAK社の鉱山に供給する事前合意がある。3時間近くの間ガスを燃やすことができたということは、地表に通すことができる可能性のあるガスが埋蔵されていると言うことを証明しており、安定的に採掘することができることを表している。TMK Energy社のBrendan社長は、「生産拡大の実験が来週終了し、ガスの持続的な産出に移行すると、弊社及びMAK社間で今年3月に締結したエネルギー販売契約を通じて弊社が生産したガスをMAK社に地方のエネルギーの卸売価格で販売する他、モジュール化されたエネルギーを生産するのに利用する。我々が採掘を行っている井戸には1兆2千億㎥のメタンガスが埋蔵されているとプロジェクトの事前実行可能性調査に盛り込まれた」と話した。TMK社はモンゴルで15年間の探査ライセンスを所有し、公的に認められた土地で長期間の天然ガス採掘を行うことを計画している。中国がエネルギー・産業分野で成長するために天然ガス及び他のエネルギー源を探しているこの時期にモンゴルがメタンガスからエネルギーを作ることができるのは大きなチャンスである。グルバンテセ採掘場は南の国境からに20キロメートルほどしか離れていないため、中国との国境から非常に近い場所に位置している。同社はグルバンテセ川沿いに炭層ガスの埋蔵量が多いと見なしている。今週、会社の株式が14%近く上昇したのはTMKのガス実験のニュースが流れたことと関係している。
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