「グリーン・ファイナンス」国際会議が開催された
「グリーン・ファイナンス」国際会議が開催された
14日、フレルスフ大統領の後援のもと、2回目となる「グリーン・ファイナンス」国際会議が開催された。この一環で「持続可能な開発のための融資2023」国際リーダーシップ・プログラムとハイレベルの政策会議がシャングリ・ラ・ホテルで開催された。フレルスフ大統領は「グリーン・ファイナンス」国際会議は、地域と国際協力の拡大、相互理解の強化、グリーン・ファイナンスの増加、システム体制の改善、ベスト・プラクティスの交換、政策や措置の調整を目的としていると述べた。同会では、気候変動の悪影響を軽減する方法、取り組みの強化、プロジェクト資金の調達策をはじめ、グリーン開発のための組織能力の向上、グリーン開発における経済部門間の調整、役割、責任の強化、持続可能な融資の現状、国際的動向、基準、新しいツール・先進技術やイノベーションに関する情報交換、グリーン農業やエネルギー効率の高い建設における討論、モンゴルのグリーン開発における包括的政策を定義し、法的環境の改善、利害関係者の調整と協力、グリーンなビジネス環境の構築について議論特に、脱炭素に向けた炭素税とグリーン・ファイナンスの環境を明確化し、革新的なファイナンス手法を効果的に導入し、関連する法的枠組みを構築する事が重要視される。モンゴルが掲げるグリーン開発の貢献目標を達成するためには115億米ドルが必要と推定され、気候変動と砂漠化対策に毎年国内総生産の少なくとも1%を割り当てることを目指していると言う。また、政府は民間部門と協力した持続可能な開発に向けた資金増加に積極的に取り組み、昨年の「グリーン・ファイナンス」地域会議でモンゴルは「持続可能な金融ロードマップ」を承認し、2030年まで金融部門のグリーン融資を大幅に増やすことが決定された。さらに、持続可能な資金調達の原則と手法を国際基準に合わせ開発し、国内の商業銀行は国際市場で初めてグリーンボンドを発行し、同会開催中に、国内株式市場におけるグリーンボンドが発行されると言う。「グリーン・ファイナンス」国際会議は、大統領府、モンゴル持続可能金融協会、中国持続可能金融研究所、国際金融公社、国際銀行協会および貿易開発銀行の協力で開催された。
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