モンゴルとカザフスタンの政府間委員会会合が開催された
モンゴルとカザフスタンの政府間委員会会合が開催された
5月26日、モンゴルとカザフスタンの貿易・経済・科学・技術協力における政府間委員会の第9回会合がウランバートル市で開催された。同会合に、ジャブハラン財務大臣兼同委員会モンゴル部会長、キディラリ・カザフスタン情報・社会開発大臣兼同委員会カザフスタン部会長が出席した。モンゴルとカザフスタンの貿易、経済、技術、文化の協力関係について評価し、物流、観光、情報技術など幅広い分野に及ぶ両国関係の協力強化を目指し開催された同会合の結果、2023～2025年にかけ、モンゴルとカザフスタンの間で、貿易、経済、投資の協力関係を発展させる枠組みを確立する事で合意した。また、両国協力の重要分野である観光業、農業、研究開発などの協力関係を促進するため、カザフスタンを通してモンゴルから世界市場への肉製品輸出を支援し、国内でのカザフスタン産牛の飼育、カザフスタンからの技術移転などのプロジェクトが計画される。これら事業実施に向け、政府間委員会の下で農業部門作業部会を設置することが決定された。両国とも内陸国であるため、互いを支援し合う事で、貿易や物流における問題に対処し、国境を越えた貨物輸送や貿易ルート、通関手続きを円滑化する。モンゴルの「10億本の植林」全国運動とカザフスタンの「20億本の植林」全国運動の一環で、樹木育種の分野で協力する、「モンゴル訪問年」の枠で、直行便と査証不要環境を活用し、観光産業の発展を推進する上で各種イベントや交流を促進する、歴史や文化の保護、研究に協力し、博物館や観光情報の共有を通じて観光の魅力度を向上する、ビジネス関係の促進に向け両国の政府機関や商工会議所を連携推進する。会合で、モンゴル国環境・観光省とカザフスタン国生態・天然資源省の間で、環境分野における協力に関する覚書が署名された。次の第10回定例政府間委員会会合は、2025年にアスタナ市で開催される予定。
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