フレルスフ大統領がエルデネブレン水力発電所の建設現場を視察
フレルスフ大統領がエルデネブレン水力発電所の建設現場を視察した
フレルスフ大統領が4月19日にホブド県を訪れる際に、エルデネブレン水力発電所の建設現場を視察した。チョイジルスレン・エネルギー大臣はエネルギー供給の現状と将来の見通しについて報告し、「モンゴルは総エネルギー需要の80%を国内で生産し、残りをロシアと中国から輸入している。エネルギー消費者数が7~8%、国内エネルギー生産は6~7%増加する中、第4火力発電所、エルデネト火力発電所、ダルハン火力発電所の増設が終了し、稼働したことが、近年のピーク負荷を克服する上で重要な役割を果たしている」と述べた。2022年の冬のピーク負荷は1476メガワットに達した。来たる冬のピーク負荷を乗り切るため、ソンギノ火力発電のサブステーションに集電器を建設し、必要に応じて中国から電力を購入する交渉を開始する予定。同時に、300メガワットの「ブーリルジュート発電所」が2024年に稼働する事で、同年からのエネルギー不足の回復が見込まれる。また、ホブド県エルデネブレン水力発電所完成により、灌漑農業と自然観光の発展につながり、地域住民の生活を支える多くのプラス効果がもたらすとされている。西部地域のエネルギー消費量は年間1億6000万キロワット、うち40%がドゥルグヌ発電所で生産され、残りのエネルギーがロシアと中国から購入される。エルデネブレン水力発電所の容量は90メガワット、年間3億6000万キロワットのエネルギーを生産する能力を持っている。同発電所が稼働することで、西部地域のエネルギー需要が十分に供給され、中部地域のエネルギーシステムを支えると期待されている。
再生回数: 420
Tweet