モンゴルのTrans Bankが東京駐在員事務所を新設
モンゴルのTrans Bankが東京駐在員事務所を新設した
7日、東京・丸の内のプライベートクラブ「OCA TOKYO」にてモンゴル商業銀行の一つであるモンゴル交通開発銀行(Trans Bank)が東京駐在員事務所を新設し、その開所式が開催された。モンゴルからは同行のエネレル頭取、ムングンシャガイ副頭取が参加し、日本のメガバンク、証券会社、地方銀行、中小企業オーナー、個人投資家らと挨拶をし、モンゴル金融セクターの健全な発展と同行の持続可能な成長について情報交換した。同行の東京駐在員事務所の所長には、元SMBCウランバートル事務所の初代所長を務め、その後、モンゴル貿易開発銀行(TDB)東京事務所長を歴任した内田肇氏が就任することとなった。内田所長は挨拶の中で、「モンゴルへ進出した邦銀メガバンク二行が撤退することとなり、日本とモンゴルの間の『お金の架け橋』がなくなってしまった。今や、日本に拠点を構えるモンゴル商業銀行の駐日代表事務所として、新設されたTrans Bank東京事務所の存在意義は重要になっている」と語った。同行のエネレルト頭取は「モンゴル金融市場を良く知る数少ない日本人バンカーが、Trans Bankに加わってもらえて非常に心強い。Trans Bankはモンゴル金融セクターの中でも急成長を遂げている銀行であり、優秀な人材はこれからも必要だ。先進国の金融セクターからの優秀な人材に活躍してもらえる舞台を数多く用意したい」と、これからの海外からの人材獲得に意欲を示した。東京事務所では、すでに日本全国の富裕層を中心に相対的に高い利回りが見込まれる同行の定期預金への預入れの相談が殺到している。特に口座開設希望者にとって煩雑な手続きが必要になる口座開設やモンゴルへの郵送については、同行関連のコンサル会社が事務手続きを代行していることが評価されている。
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