カシミヤ原料のオープン電子取引を東部地方より開始
カシミヤ原料のオープン電子取引を東部地方より開始した
3月27日からカシミヤ原料のオープン電子取引を東部地方より開始することに関し、農業取引公社は、特定の県と郡でカシミヤ原料の電子取引を開催する予定である。今年3月末に東部地方から開始された。カシミヤ原料の電子取引により、農家や協同組合は公正な市場価格でカシミヤ原料を販売し、買い手は一ヶ所から購入できる。カシミヤ原料の電子取引は、初の試みであり、現在は買い手の登録開始をする等、準備が進められている。基本的に「イングリッシュ・オークション方式」を原則に、売り手の1品に対し、多数の買い手の参加による電子取引とし、売り手から販売する商品の数量、種類および最低価格の注文後、最高価格により落札される仕組みである。全ての畜産農家、協同組合、原料供給者を含む関係者が参加できる。買い手は、取引開始前に登録後、指定の清算口座に預り金100万トゥグルグを入金することで登録確定になる。これは、電子取引の意図的な妨害リスクを防ぐためだ。売り手は、カシミヤ原料の最小限量である500キロ以上提供することで取引に参加可能となる。最小限量の500キロに達しない場合、多数の農家が共同組合形式で参加可能であり、開始1時間前までに指定の倉庫に、原産地証明書付きカシミヤ原料を配置する必要がある。農家は、カシミヤ原料の原産地証明書を登録することにより産地が認定され、注文した最低価格から入札され、一番高い価格で落札されるため、市場価格における販売が確保されると見ている。産地が認定され、品質が確保されたカシミヤ原料が一ヶ所に集まるため、買い手は、原料収集にかける時間とコスト削減ができるメリットがある。国内企業、貿易業者を含む全ての買い手が同取引に参加可能である。今後、中部、ゴビ地域と西部地方で開催する予定だ。各地方におけるカシミヤ原料の生産量と気象条件を考慮の上、同じく地方自治体の行政関係局と協議し、電子取引の開催日を決定し、一般公開する。農家にとって、産地特有のカシミヤ原料を収集し、オークションで適正な市場価格で販売することが可能になる。さらに、買い手にとって、各地方に出向きカシミヤ原料を集める時間と費用の削減ができ、一ヶ所から購入できる上、場所を問わず世界中どこからでもオンライン参加が可能だ。今後、売り手と買い手の双方にとって、有意義で効率的な売買になると期待しており、毎年恒例に開催したいとのこと。
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