化石からタンパク質成分が発見された

Odgerel 2023-04-11 04:04

歴史

化石からタンパク質成分が発見された

1922年からモンゴルでは、アメリカ・ニューヨーク市の自然史博物館アジア研究チームが古生物の研究を始めた。博物館のオズボーン元館長が同研究チームを主導し、フィールドワークによる研究結果は1930年に出版され、世界中に広まった。旧ソ連の研究チームは、1946年末に初めてモンゴルを訪れ、恐竜の研究を本格的に開始した。国内では古生物を研究する組織が必要だと考えられ、1961年に設立されたモンゴル科学アカデミーに古生物学研究所が設けられた。1964年、バヤンホンゴル県でラクダを遊牧していた遊牧民が大きな化石を見つけたという情報が古生物学研究所の初の調査だった。発見されたのはタルボサウルスの骨で、同骨はこれまで自然史博物館に保管されていたが、現在はフンヌ・ショッピングモールに展示されている。恐竜に関する研究資料の95％以上は英語で出版されている。同類の化石が海外で発見された場合、国内の化石と比較し、新種であるかどうかを判断する。世界の恐竜研究によると、恐竜は2億2000万年前の爬虫類から進化した。モンゴルではまだ、三畳紀の恐竜の化石は発見されていない。ジュラ紀から少し、ほとんどは白亜紀のものが発見された。モンゴルは化石数と研究結果では世界で3位に入る。化石といっても、骨のように直接掘ることはできない。高度な技術作業を行う。古生物学の遺物を探索する専用道具がないため、学者は自然データを元に作業を行う。現在は、研究を進めると共に肉食、草食かを体格で判断可能なデータがある。新種というより古生物学における細胞の研究を進めている。古代動物の化石からタンパク質、コラーゲン、アミノ酸等を取り出す実験を行っている。研究者らは古代人と生活していたライオンや象の永久凍土の化石からタンパク質成分を発見した。保存状況が良いため、見つかると期待していると古生物学研究所のツォグトバータル所長が話している。