ドローン活用した医療品配送網構築に係るニーズ確認調査が採択された
ドローン活用した医療品配送網構築に係るニーズ確認調査が採択された
日本の株式会社エアロネクストは、国際協力機構JICAの2022年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」において「モンゴルでドローン活用した医療品配送網構築に係るニーズ確認調査」が採択されたことを発表した。モンゴルでは全人口の半数がウランバートルに集中しており、物流、交通面では慢性的な渋滞、不十分な道路インフラ整備の状況のため、医療だけでなく経済活動にも悪影響が出ている。また、都市中心部での局所的なガソリン車利用により大気汚染も進んでいる。一方、所得水準の向上及びIT・通信環境の整備により電子商取引利用者は増加しており、個別配送の需要は高まっている。空の活用により即時性・経済性・環境面で持続可能性の高い物流インフラ構築が実現すれば、医療サービスを始めとする都市生活環境の改善に貢献できると考え、同社は、モンゴルの事業者や団体と連携し、ドローンを活用した新スマート物流SkyHubの事業化に向けた調査・仮説検証を行っていく予定。なお、モンゴル・日本外交関係樹立50周年の2022年8月19日にモンゴルで開催された『モンゴル・日本ビジネスフォーラム』では、リアルとオンラインの観客約500名を前に、日本における新スマート物流SkyHubの実績やAirTruckについて紹介し、高い評価と反響を得たという。エアロネクストは、この調査事業を通して、モンゴルの課題や住民のニーズに沿った社会インフラの整備を推進することでのモンゴルにおける新スマート物流SkyHubの社会実装の可能性を検討するとしている。
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