石油精製工場は2025年に稼働開始予定である
石油精製工場は2025年に稼働開始予定である
2日、在モンゴル・インド国大使館が記者会見を開き、ドルノゴビ県において開発が進んでいる製油所の建設工事の進捗状況について説明した。製油所の建設工事の80%は完了し、計画通りに進めば2025年に稼働すると発表した。モヒンダラ・パラタップ・シングフ在モンゴル・インド国特命全権大使は「モンゴルにとって製油所は最も重要である。石油精製が始動すれば1000人の雇用が創出されるだけでなく、産業技術革命になると考えられる。プロジェクトの製油所建設工事(EPC-4)入札は今年1月に開始される予定だったが3月に延期された。初期の進捗状況に応じて精製所および付帯施設の建設が同時に開始すると期待している。プラントを建設する前に、モンゴル政府は原油パイプラインの建設を終えるだと確信している」と述べた。石油精製所の建設により、国内総生産は10%向上し、外貨流出の抑止に貢献できると見込んでいる。製油所建設プロジェクト発注者はモンゴル製油所公社である。プロジェクトは有償資金協力インド政府が緩やかな条件付き資金援助として供与した12億米ドルを財源とする。製油所関連施設は、合計18施設が建設される予定である。過去3年間の統計からすると、モンゴルは年間60億米ドルで海外から物資を輸入する。その17%にあたる約10億米ドルは石油製品のみである。製油所の稼働により、石油製品購入高の70%、外貨流出高の11.6%が国内に留まるとのこと。製油所の完成期は3年後の2025年。同工場の年間生産力が140万トン。総生産高の6割はディーゼル燃料、残りはオクタン価92(レギュラー)、ジェット燃料等で占める企画だ。
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