モンゴルのウールを外国のブランドが利用している
モンゴルのウールを外国のブランドが利用している
西部バヤン・ウルギー県の「ファイン・ノース」工場はウールの一次加工を2003年から行っている。モンゴルブランドとなったウールを継続的に20年間輸出しているのだ。同工場は一次加工工程つまり遊牧民からウールを購入し、峻別と洗浄を行い、梳かし、箱に詰め、製品として市場に販売するまでの段階で活動を行っている。現在、主に羊やラクダのウールを加工しているが、年々の製品の特徴は異なるそうだ。年間の稼働能力は1000トンである。国内で、同分野の専門家は少ないためロシア、カザフスタン等の国の学校を卒業し、20～30年の経験を有する人々を招待し、社員の能力向上を図っている。その結果、世界基準を満たした加工品を生産し、ロシア、ドイツ、イタリア、ラトビア、リトアニアなどの国は製品を輸入している。同社のウールはロシアでベッドカバー、まふら、学生制服、欧州連合の高級ブランド “Hugo Boss”のウール製品の原材料として利用されている。また、 “Zara”の子会社にも供給しているとのこと。現在、2022年に240トンの梳かした毛を輸出した「ファイン・ノース」工場はバヤン・ウルギー、ホブド、ウブス、ゴビ・アルタイ、バヤンホンゴル県からウールを購入している。
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