モンゴル料理シリーズ
チャンサン・マフ/ゆで肉/
簡単に言うと単純に骨付き肉を塩で茹で、長く茹でれば茹でるほど肉がやわらかくなる料理です。モンゴル人は塩と肉だけではなく、具材として様々なものを入れます。例えば、ジャガイモを一口大に切ったものを入れたり、バンシ(モンゴル風の餃子のようなもの)を一緒に茹でたり、生姜の風味を加えたりします。羊の肉以外にも 、牛 、馬、トナカイの肉を使ってチャンサンマハをすることがあります。トナカイを放牧するツァータン族はトナカイの肉を茹でて食べます。食べ方はと言うと、ナイフを使い、そぎ落として食べるという豪快なもの。長時間煮込めばホロホロほぐれるので普通にお箸で食べられるくらい柔らかくなります。首肉・肩肉・バラ肉・肩ロース肉はそれぞれ歯ごたえも味も異なる部位があり、骨からしみ出るエキスも背骨・前足ゲンコツあたり・肋骨と微妙に異なった味が混ざり合います。大きめの鍋にひたひたに浸るくらいの水を入れ、肉を入れます。あとは強火で煮るだけ。落とし蓋をしてやると満遍なく茹でられます。塩は数回(2~3回)に分けて入れると良いでしょう。最後はスープに麺かお米を入れて食べても美味しいです。
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