新ラボの開所式典が行われた
新ラボの開所式典が行われた
10月26日、モンゴル科学技術大学において日本政府の有償資金協力「工学系高等教育支援計画」によって新たに設置されたラボの開所式典が行われ、小林弘之日本大使、エンフアムガラン教育・科学大臣、ナムナン・モンゴル科学技術大学学長らが出席した。2014年に開始された本計画は、日本への留学を通じたモンゴルの工学系産業人材の育成、ラボに対する機材供与・整備等を通じた工学系教育機関の機能強化等を支援するものだ。今次新設されたラボには、モンゴルで産出される貴金属やレアメタルを使用した最終製品の加工等、モンゴルの鉱工業分野の発展に必要不可欠な実験機材の他、生体力学、ロボット、AIといった新たな産業分野の研究開発を可能とする機材等が整備された。これらの機材を活用し、モンゴル科学技術大学はモンゴルの産業多角化に向けた研究活動を拡大深化することが可能となった。式典の中で、エンフアムガラン大臣から日本の国民に感謝すると共に、今回提供された機材を使い、モンゴルの産業の発展に寄与する研究成果が数多く生み出されることを期待すると挨拶があった。また小林大使からは、今回新設されたラボが、日本留学を通じて育成された人材の活用と相まって、新たな知識・技術の研究開発を推進し、モンゴル経済を牽引する産業を創出する拠点となることを期待すると挨拶した。
再生回数: 470
Tweet