JICAモンゴル事務所の中村所員がGreen Lips 農場を訪問
JICAモンゴル事務所の中村所員がGreen Lips 農場を訪問した。
14日、JICAモンゴル事務所の農牧業担当の中村所員とジャブハー所員がGreen Lips LLC が所有する農場を訪問した。現在、JICAの民間連携事業「営農促進機器を活用した持続可能な農業生産性向上のための案件調査」を活用する神奈川県の株式会社桂精機製作所が、野菜や果物のハウス栽培の促進を目的に、Green Lips LLC の協力のもと、同社のハウスにて、「野菜の育成に必要な二酸化炭素をハウス内に適正に供給する」技術導入に向けたプレ試験を行っている。プレ試験後、来春には、実際に同機器を活用し、ハウス栽培の生産性や生産量がどのくらい向上するのかを試験する。Green Lips LLC は、葉物野菜を中心として生産・栽培し、それらを加工、そしてレストランや直売所での販売までを一環して行う6次産業の農業法人だ。6次産業とは、1次産業から3次産業を融合することで農業の可能性を広げ、経営の多角化、新たな収益の確保、そして産業の可能性に繋げるもの。日本でも、多くの農業法人が、この6次産業に取り組んでおり、収益向上、商品開発を進めており、農林水産省が中心となり、国を挙げてこの6次産業化を推進している。モンゴルでは現在、国内の野菜生産量の増加が求められており、生産量の向上に向けては、生産だけではなく、加工、流通、販売をも含めたサプライチェーン全体の強化が重要だ。農業法人による6次産業化は、具体的な取組の一つとして重要であると考える。
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