日本・モンゴル文化交流ネット日本事務局の布目聖子さんがモンゴルを訪問
日本・モンゴル文化交流ネット日本事務局の布目聖子さんがモンゴルを訪問した
群馬県藤岡市の日本・モンゴル文化交流ネット日本事務局の79歳の布目聖子さんが9月、上野村や神流町の園児が描いた絵を持ってモンゴルを訪問した。現地の園児の絵画と交換し、互いの文化について学ぶ交流を深めるのが目的でした。布目さんは西毛地域で長く教職を務めていた。1990年代に「マンホールチルドレン」と呼ばれるモンゴルのストリートチルドレンの存在を知って衝撃を受け、仲間たちと支援活動を開始したという。本や楽器を贈る活動から出発し、1997年に初めてモンゴルを訪れて以来、交流を続けてきた。2008年には第二の都市、ダルハンの学校で日本語を教えたこともある。園児の絵画を交換する交流は2017年に始まったが、2020年以降はコロナ禍で中断していた。布目さんは群馬県の園児が描いた作品約40点を、首都ウランバートルの保育園に持参した。スイカ割りをしたり、海で遊んだ様子を描いた日本の子どもたちの絵画と、モンゴルの日常を描いたモンゴルの子どもたちの作品を通した交流を楽しみにしている。息の長い活動を続ける布目さんは「マンホールチルドレンは見かけなくなったが、空き地にゲルを建てて貧しい暮らしをしている家族が増えていると聞きた。今後も交流と支援を続けたい」と話していた。
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