オユン・エルデネ首相はロシアのプーチン大統領と面会
オユン・エルデネ首相はロシアのプーチン大統領と面会した
ロシアの極東ウラジオストクで5日から8日にかけて開かれている国際経済会議第7回「東方経済フォーラム」に出席するため、ロシアを訪れているオユン・エルデネ首相は7日、ロシアのプーチン大統領と面会した。プーチン大統領はモンゴルを経由して中国に天然ガスを供給するための新たな大規模インフラ計画について協議していると明らかにした。このほか、ロシアの国営石油会社ロスネフチがモンゴル政府と石油製品の供給を巡る協力の拡大で合意したことも明らかにした。2019年末に稼働開始したロシアと中国を結ぶガスパイプライン「シベリアの力」の年間輸送能力は610億立方メートル。ロシア国営ガスプロムは、モンゴルを経由してロシア産天然ガスを中国に輸送する新たなパイプライン「シベリアの力2」建設の可能性を何年も前から検討してき。ガスプロムによると、提案されている「シベリアの力2」の年間輸送能力は500億立方メートルと、ドイツ向けに供給する「ノルドストリーム1」を若干下回る。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、欧州諸国がロシア産エネルギーへの依存度を低下させる中、中国向けの新たなパイプラインはロシアの重要な収入源になるとみられている。
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