世界銀行は貿易円滑化と通関手続きに関して地域諸国に比べて遅れていることを指摘

Odgerel 2022-09-01 03:09

政治

世界銀行は貿易円滑化と通関手続きに関して地域諸国に比べて遅れていることを指摘した

ナランツォグト経済・開発副大臣が8月18日、世界銀行民間部門のヴェレーナ・フリッツ上級専門家と面談し、同省構造や機能、他省庁との連携、経済・開発事項を所轄する中央省庁との情報交換促進、行政作用の改善等について意見交換した。両者は、モンゴルの行政機関の能力強化、予算編成、財務計画及びその管理能力の向上に向けた世界銀行の支援、情報交換と経験共有を確認するとともに、経済・開発省の機能強化、マクロ経済の動向に関する月次(げつじ)会合の開催等で合意しました。世界銀行はモンゴル政府は鉱産物以外の工業品輸出を支援するため、物流改革に取り組んでいるが、依然 して貿易円滑化と通関手続きに関して地域諸国に比べて遅れていることを指摘した。モンゴル産製品を輸出するのに平均302時間がかかっているに対して、カザフスタンと キルギスの場合は3分の1、中国は10分の1程度の時間が費やしているという。また、世界銀行は、国内企業や外資系企業の認識調査を行ったところ、ビジネス環境に対する信頼度が低下したことを分かった。新たな法律が施行されたにもかかわらず、事業許可交付手続きも官僚主義的てある。また、投資家権益の保護メカニズムが不十分であり、予期しない政策変更も海外直接投資に深刻な悪影響を与えかねないと指摘された。世界銀行は今後、法務・内務省と経済開発省、財務省、モンゴル銀行及び証券取引所の間の連携強化を政策助言するとともに、次の国政選挙に伴う政権交代がある場合に備えて政策の一貫性を確立させるべきだとした。