遊牧民祭りが開催された
遊牧民祭りが開催された
8月12日から14日にかけて、ウランバートル市から東部60キロメートル離れた所にあるゴルヒテレルジで遊牧民の文化祭りが開催された。現在、モンゴル国民の20%が遊牧民で、この数字は年々減少しているとの統計データがある。自然法に適した生活様式となる遊牧文明を紹介する、後世に継承する、観光発展、遊牧民の収入を上げることを目的に開催された遊牧民の文化祭りではモンゴルの伝統的な習慣、文化を表す様々な行事が行われた。同活動には21県、首都の9つの区の1227人の文化遺産継承する人が参加した。各県と区の代表者はそれぞれのゲルを建て、ゲルの中と外で文化を紹介した。来賓者は個人の車かバスでテレルジまで行った。が、そこからイベントが行われている所までの移動手段は牛車だったのが観光客の興味を引いたそうだ。イベントの祭、たくさんの行事を見せた。例えば:牛や、ヤクの調教、牛車にゲルを積み込む作業、皮ひもを柔らかくなるまでこする大会などが行われ、雌家畜を搾乳し、乳製品を作る技術を披露した。また、羊毛を切り取る、羊毛の紐を編む、羊のくるぶしで遊ぶ、フェルトを作る作業が行われた。馬を捕まえ、調教する、馬乳酒を作る、デンベーという対歌大会をやりながら馬乳酒を飲む、子馬に焼印を付けた。これ以外、キャラバン隊で荷物を運ぶ、ラクダ車で旅したとのこと。文化祭りの際に、乳製品、カシミア製品、皮革製品、弓射る、家畜の展覧会などが開催され、男の3つの競技も行われた。モンゴル伝統的な生活様式を体験できる環境が整った。また、今回の活動は遊牧民の自然保護する方法を大切にし、自然に優しいエコ環境を整え、資源を使える限度まで再使用し、ごみを出さないよう予め対策を練る、二酸化炭素排出量を削減するため、電力使用量を節約するなど社会に影響を与える事業を行ったのが特徴だった。文化祭りを国内外の1万2千人の観光客が見物したとのこと。2022年現在、我が国はユネスコの人類の無形文化遺産表に総15の遺産を登録させている。同活動の祭、無形文化遺産を保護し、次世代に受け継がせる、宣伝する活動に貢献している文化遺産継承者を奨励した。この内、中部ウブルハンガイ県、ナリーンテール郡の90歳のダシゼベグさんは一番年上、北部フブスグル県の2歳のグンジムルンさんは一番年下の参加者だった。また、北部フブスグル県は文化遺産を最も良く宣伝した県として選択され、1億トゥグルグ 日本の円で416万6700円を賞された。
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