2022年度在外公館長表彰式第2回が行われた
2022年度在外公館長表彰式第2回が行われた。
10日、日本国大使館において、2022年度在外公館長表彰式第2回が行われた。表彰は、日本とモンゴルとの関係増進に寄与された個人及び団体を対象として行われるもので、今回は6名が表彰された。小林日本大使から、それぞれのこれまでの功績を称えつつ表彰状を授与した。ニンジン OISCAモンゴル事務局長旅行会社を営む傍ら、2007年に設立されたオイスカモンゴルで現職を務め、モンゴルにおける植林、農業開発、環境保全等の活動に従事しつつ、日本からの救急車、消防車等の寄贈に携わるなど、日本との懸け橋として活躍している。アルタンゲレル通訳・弁護士は、両国の政府機関、大学、研究機関等の日本語・モンゴル語通訳として活躍している。通訳業務の傍ら、弁護士資格を取得し、日本語ができる弁護士として在留邦人からも厚い信頼を得ている。また、自閉症の子供を持つ母親としてモンゴル自閉症協会に設立時から携わり、自閉症に関する日本語書籍の翻訳出版をされるなど、積極的に啓発活動してきた。ミエゴンボ元弁士、オラムバヤル元弁士さんは、15年以上にわたり当館主催の「日本映画上映会」、「日本映画週間」において、ライブで行う吹き替え弁士として活躍してきた。お二人の吹き替えをした作品は数知れず、多岐にわたるテーマを取り扱う日本映画作品をモンゴルの皆さんにお届けする上で、とても大きな貢献をした。特にインターネットがあまり普及していない時代から、モンゴル語で日本映画を鑑賞できる上映会を通じて多くのモンゴルの方々に日本文化を紹介することができたことは大きな意義を有する。
ミエゴンボ元弁士は現在、映画監督、脚本家、司会者など幅広く活躍している。オラムバヤル元弁士は子どもから老人まで、様々な声色を使い分ける声優として世界各国のドラマや映画の吹き替えをしている。衣袋智子(いぶくろともこ)有限会社MIHACHI社長は、学生時代にモンゴル史を専攻し、モンゴル留学を経験して以降、学術、文化芸術、ビジネスと多方面に活躍している。2014年から養蜂業を始め、MIHACHIを設立し、モンゴルで著名なハチミツブランドに育て上げた。MIHACHIのハチミツ製品は日本人のモンゴル土産としても大人気となっている。奥山由美ソプラノ歌手・CITI大学教諭は、1990年代後半からモンゴルでソプラノ歌手としての活動を始め、モンゴルオペラ「チンギス・ハーン」、「悲しみの三つの丘」などにも出演した。現在はモンゴル人学生への音楽指導に熱意を注ぎ、国立コンセルヴァトワール、CITI大学等で教鞭を執られている他、ピアノ教本の出版などにも携わっている。
再生回数: 576
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