在外公館長表彰式が行われた
在外公館長表彰式が行われた
5月31日、日本国大使館において,2022年度、在外公館長表彰式が行われた。この表彰は,日本とモンゴルとの関係増進に寄与された個人及び団体を対象として行われるもので、今回は5名が表彰された。表彰式では、小林日本大使から、それぞれのこれまでの功績を称えつつ表彰状を授与した。モンゴル国立大学名誉教授、法務・内務大臣顧問法学博士、教授、アカデミー会員として長年、法学教育研究分野で活躍されてきたナランゲレル教授は、モンゴル国立大学法学部長在職中に、名古屋大学との学術交流を促進し、2006年の日本法教育研究センター開設に尽力し、今日まで幅広く両国の学術交流を牽引して来ている。科学アカデミー歴史研究所博士、教授、ウランバートル大学副学長ツォルモン教授は、モンゴル国内における生活環境が厳しかった1990年代後半から2000年代初めにかけて、モンゴル史専攻の日本人学生等を、歴史アカデミーとウランバートル大学に受け入れ、彼らの学業のみならず、生活まで一貫したサポートを行われた。この教授の指導を受けた方々は東京外国語大学、山形大学等で教授として活躍している他、ほぼ全員がモンゴルに関係した仕事に就き、現在両国関係の発展に大きく貢献している。モンゴル国立大学のソブド教授は、1976年以降、モンゴル国立大学に日本から留学した多くの日本人学生及び日本外務省のモンゴル専門家に対するモンゴル語教育に当て、日本とモンゴルの相互理解の促進に努めた。モンゴル国立大学教授エンフジャルガル教授は、日本留学で磨いた日本語能力を生かし、2002年からモンゴル国立大学において日本語教師として多数の日本語学習者の教育に携わるとともに、2015年以降、日本の防衛省がモンゴルの国防省に対する協力の一環として実施している能力構築支援事業の通訳として貢献した。また、「モンゴル国における日本語教育及び日本研究」など多数の日本語関連書籍、論文を執筆し、モンゴルと日本の相互理解にも貢献してきた。モンゴル国立大学准教授マイスルド准教授は、日本留学で磨いた日本語能力を生かし、2006年からモンゴル国立大学において日本語教師として多数の日本語学習者の教育に携わるとともに、2018年以降、日本の防衛省がモンゴルの国防省に対する協力の一環として実施している能力構築支援事業の通訳として貢献した。また、「日本事情」など多数の日本語関連書籍を執筆し、モンゴルと日本の相互理解にも貢献してきた。
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