モンゴル初の保安用品性能評価ラボラトリーが開設
モンゴル初の保安用品性能評価ラボラトリーが開設された
モンゴル初の保安用品性能評価ラボラトリーが開設された。モンゴルは国際労働機関に加入し、毎年4月を全国労働安全衛生月間として、国民の労働安全衛生文化を構築するため、様々なキャンペーンを実施している。今回、4月28日労働安全衛生世界デーに、モンゴル初の「保安用品性能評価ラボラトリー」を開設することとなった。モンゴルでは建設工事現場でヘルメットや安全靴、安全帯などの着用が普及しつつあるものの、品質や性能が国際基準を満した製品が少ないと考えられており、基準を満たさない保安用品を使用する工事現場や作業員も多い状況だ。建設会社の責任者は、作業員の安全と健康のために指導をする義務がある。2017年から、JICAはモンゴル政府と連携して「建設分野における労働安全管理能力強化プロジェクト」を実施している。同プロジェクトの中で、専門監察庁はJICAと連携して保安用品性能評価ラボラトリーの開設に取り組んでいたが、保安用品性能評価制度の事前準備も完了したため、ラボラトリーを開設することとなった。ラボラトリーではヘルメットや安全靴の試験と共に、多様な試験が実施可能な万能試験機を設置している。また、安全帯性能評価施設も建設し、モンゴルの保安用品性能評価試験を充実させる施設となっている。
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