欧州連合にチャツァルガナを輸出
欧州連合にチャツァルガナを輸出する
13~14日、フレルスフ大統領の発案より「食糧供給と安全保障・作物農業」フォーラムが開催された。同フォーラムにメンドサイハン食糧・農牧・軽工業大臣及び野菜・果実農家らが参加した。メンドサイハン食糧・農牧・軽工業大臣は「果実生産は市場に出るまで3年以上の時間がかかり、同産業は長期的な支援と投資を必要とする。そのため、科学的な技術支援も含め、政府からより支援する方針である」と強調した。政府は2010年から2016年にチャツァルガナ(サジー)国家プログラムを実施し、生産量を増やし、250万本のチャツァルガナの苗木を農家に定額ローンで提供した。その結果、2021年、全国で果実産業に338中小企業、2511の個人事業主が関わり、総生産面積が6686ヘクタールに達し、3760トンの果物果実が収穫された。これは2009年と比較すると、生産面積が4.4倍、収穫量が9.8倍に増加したとのこと。しかし、これは国内需要の2%しか満たさないため、残りの2万から2万4000トンの果実は輸入に頼っていると食糧・農牧・軽工業省が発表した。また、同国家プログラムの一環で、昨年1月にウブス県原産のチャツァルガナ食品を欧州連合の「地理的表示保護(PGI:Protected GeographicalIndication)」に認定された。同省は、「10 億本の植林」全国キャンペーンの一環で、果物・果実の総生産面積を1万3500ヘクタールで増加し、2万ヘクタールにし、2400万本の果物・果実木を植えると計画している。日本語でシーバックソーン、沙棘「サジー」とも呼ばれるチャツァルガナはオレンジ色のフルーツである。ユーラシア大陸の乾燥した高地や砂漠など過酷な地域で育つ。冬はマイナス20度になることも多いモンゴルの厳しい環境に耐えて育ったシーバックソーンには、オメガ7脂肪酸、ビタミンA、C、Eなど、保湿やエイジングケアに効果的な成分が多く含まれる。
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