金属粉を製造する工場がオープン

Odgerel 2022-04-19 04:04

政治

金属粉を製造する工場がオープンした

イギルスとドイツの最新技術が導入された陰極と廃銅を再処理し、金属粉を製造する工場が11日にオープンした。Steppe metal powder社のモンゴル人技術者はイギルスとドイツの専門家と協力し、2年かけて建設し終え、今年1月から試験製造を始めた。同工場の開設により、付加価値のある輸出製品を生産する機会が設けられた。年間3000トンの金属粉製造能力のこの工場は原料99％利用し、排水の90％まで再加工する自然環境に優しい技術を採用している。モンゴルには月 200トンの銅が排出されており、原料は十分にあるという。ギア、電気ブラシ、ベアリング、真空スイッチなどの小型の自動車部品、3D印刷、アクセサリー、コンピューター、 携帯電話などで重要な役割を果たしている。モンゴルで初めて世界基準に合致した最新技術の金属粉を生産できるようになった。工場の開所式にアマルサイハン副首相、ヨンドン鉱業・重工業大臣、他の関係者らが参加した。アマルサイハン副首相は開所式の挨拶で「世界的に社会経済情勢が厳しい現在、 政府はモンゴルの産業分野において新復興戦略の目標を掲げている。産業開発を新段階に引き上げようとしている今、技術の進歩とモンゴル人技術者の技能を発揮した工場が稼働し始めた。国内の金属加工のレベルを一歩引き上げ、付加価値のある輸出製品を生み出し、産業政策の後押しとなった。金属粉は第4次産業革命の重要な機材であり、モンゴルでその生産の基礎が築かれたことを嬉しく思う」と喜びを語った。同工場は銅粉だけでなく、鉄鋼、銀、鉄、ニッケル、クロム等あらゆる金属粉の生産が可能だ。現在、製品輸出に向けて中国と交渉しており、日本、英国、韓国にサンプルを紹介している。