国際収支が赤字を示した
国際収支が赤字を示した
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いている中、ドル為替レートが急増し、4月5日時点で2971トゥグルグになった。これは先月比172トゥグルグ、2021年の平均より180トゥグルグ急増した数値。年明け以降、中央銀行が12億米ドルを売却したが、米ドルの収入が5億米ドルだけだった。2022年1月の外貨準備高は前年同月比9.6%減少し、2021年初以降の最低水準に達した。ラハグバスレンモンゴル中銀頭取はこの事情について「2021年の国際収支が2億2000万米ドルの赤字だったが、2022年明け以降、国際収支が5億米ドルの赤字を示した。これに輸入額の増加、経済景気の回復、戦争が影響を及ぼした。年末まで国際収支の赤字が続く見込み。しかし、我々は輸出収入を得る可能性がある。石炭価格が1トン当たり400米ドル、銅精鉱が1トン当たり1万米ドルまで上昇した。中央銀行から政府へ高級品の輸入制限を提案する予定である。2021年に70億米ドルの輸入額の内、5億から6億米ドルが乗用車の購入額だった。今年も増加する傾向にあるので、乗用車の輸入に一時的な制限を設ける、輸入税を引き上げる措置をとることが可能だ」と話していた。2022年2月の輸入額は13億7600万米ドルだった。その内、車両、装置、機械等が5%、食料品が14%、ガソリン燃料が55%、建築資材が12%を占めている。中国への輸出が回復すれば状況が通常に戻ると期待されている。
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