フィッチ・レーティングスはモンゴリアン・マイニング・コーポレーション社の見込みを“安定的”から“否定的”に下げた

Odgerel 2022-03-10 02:03

経済

フィッチ・レーティングスはモンゴリアン・マイニング・コーポレーション社の信用格付けの見込みを“安定的”から“否定的”に下げた

ロンドンおよびニューヨークに本拠を置き、金融商品または企業・政府などについて、その信用状態に関する独自の格付け情報を提供する民間企業フィッチ・レーティングス は過去数ヶ月間、発展途上国の米ドルに対する為替レートが安定していたが、今年は受ける圧力が大きくなると分析した。米連邦準備制度理事会が金利を引き上げると予想されており、これにより発展途上国は金融政策を調整する必要がある。モンゴルで2年間、2850トゥグルグ水準に安定していた米ドル為替レートが過去1ヶ月間、25トゥグルグ程度上昇し、1米ドル2,875トゥグルグになった。外資準備高は40億米ドルで十分な水準にある、今度の上昇は季節的な需要によるものと分析するエコノミストもいる。さらに、フィッチ・レーティングスは香港証券取引所上場のモンゴリアン・マイニング・コーポレーション社の信用格付けを“B”、見込みを“安定的”から“否定的”に下げた。これに中国の国境制限に関連し、同社のビジネス、事業が回復するか否かが不明確であることが影響したと説明している。フィッチ・レーティングスはモンゴリアン・マイニング・コーポレーションの収入が2021年に2億米ドルになると計算した。もし、今年第2四半期から中国国境制限が停止すれば、収入が4億米ドルになり上昇すると計算した。パンデミック前に同社は1日約700台の車両で石炭を輸出していた。しかし、2020年に500台、2021年に200台に減少した。中国が国境を通過する車両数を減らしたことで、現在約100台になっている。洗浄コークス炭販売は2021年に昨年の半分になり、120万トンになるとみなされている。