モンゴル絵画ギャラリーで絵画修復研究室を設立する
モンゴル絵画ギャラリーで絵画修復研究室を設立することになった
モンゴル絵画ギャラリーで2009年に発生した火災のためモンゴルの名作となる900点余りの絵画が損傷を受けた。これ以降、この損傷を受けた絵画の修復作業を段階的に実施してきたが、現時点では600 点を修復済みだ。残りの 300点は深刻なダメージを受けており、修復と新に制作する必要がある。これら作品はモンゴルの歴史と、日常生活、 自然、肖像画、現代的なものてだ。なお、ドイツ連邦外務省の文化財保護計画事業の一環で2月28日、在モンゴルドイツ大使館で「事業計画への支援提供」契約の署名式が行われ、ドイツの支援金となる10万ユーロでモンゴル絵画ギャラリーで絵画修復研究室を設立することになった。絵画修復研究室の設立により、モンゴル全国で国際基準に合致した初の修復研究室ができた。今後はこの研究室は国立博物館とギャラリーの絵画を修復するほか、人材育成にも重要な役割を果たす。人材育成に向けて、ドイツから2名の修復専門家による教育ゼミの実施が予定されている。モンゴルのノミン文化大臣が「この事業の実現に向けて努力してきた両国の全員に感謝したい。モンゴル政府と文化省が国立文化遺産センターを設立し、モンゴルの有形および無形文化遺産の保護、登録、修復、次世代への伝達に特別な注意を払っている。ドイツ政府の支援は、国立絵画ギャラリーで国際基準にあった修復研究室が設立され、全てのジャンルの美術品の修復への本格的な支援になってくれた」謝意を述べた。
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