国内初デジタル社債を発行

Odgerel 2021-12-01 04:12

経済

国内初デジタル社債が発行された

国内初デジタル社債「Monpay bond」が発行された。モンゴル証券取引所へ新たに上場したモビファイナンス・ノンバンク金融機関が発行体の社債型デジタル証券「モンペイ」の2部市場取引に向けたオープニング・ベル・セレモニーが11月16日、モンゴル証券取引所で行われた。オープニング・ベル・セレモニーには、バヤルサイハン金融規制委員会の委員長、アナルモンゴル銀行決済局局長、アルタイモンゴル証券取引所所長、証券保管振替機構のハハグワ執行取締役、モビファイナンス・ノンバンク金融機関のウネンバト最高経営責任者やウルジー・アンド・コ・キャピタル証券会社のウルジーバヤル社長らが出席した。国内大手通信モビコム社の子会社、モビファイナンス・ノンバンク金融機関は国内初のデジタル証券である「モンペイ」の起債に成功した。11月8日にモバイル電子マネー「Monpayアプリ」によるデジタル社債「モンペイ・ボンド」が発行された。「ブックビルディングは11月8日~12日にかけて実施した。モンペイ社債は、発行本数が1万枚で、専用アプリ「モンペイ」を通じて発行されたのだ。消費者からは社債発行前から期待の声が寄せられ、発行開始後約30分で社債が完売するなど、好評を得たとのこと。公募価格は10万トゥグルグ、利率は年14%。調達資金は10億トッグルグ。ここ数年は証券市場の活発化に伴い、公債を発行する企業も増加している。モンゴル証券取引所は今年だけで4社の7200億トゥルグル相当の有価証券を登録したとのこと。一方、2部市場の取引高は年3000億トゥグルグ相当となる。「モンペイ・ボンド」はモンゴル初となるデジタル社債で、社債購入・保有・償還の一連の流れを、「モンペイ・アプリ」で完結でき、さらにその一連の流れや利息受け取りまでが、全て電子マネーにて取引されることが特長である。