妊産婦ケアセミナーが実施された
妊産婦ケアセミナーが実施された
25日、COVID-19の流行下における妊産婦ケアセミナーが実施され、160名以上の産科医、助産師が参加した。COVID-19の流行下における妊産婦へのケア・治療に関するオンラインセミナーを保健省はJICAと共催した。講義は、まず保健省母子保健サービス局ナランゲレル課長から、今もなおモンゴルの医療事情がひっ迫しており、妊産婦の死亡例は累計40件以上に達していること、日本からの講義はとても重要であると挨拶をした。続いて、東京墨東病院の産婦人科医・兵藤先生から、日本でのCOVID-19の感染状況や、勤務している病院での妊産婦への治療方法について紹介した。特に、妊産婦は重症化するリスクが高いため、軽度であっても経過観察を十分に行うことの重要性を強調した。さらに、日本赤十字医療センターの助産師・柳村先生から、病院内での感染症予防対策や、COVID-19に感染した妊産婦、新生児への対応方法について紹介した。助産師の業務として感染予防対策を徹底することの重要性に加え、COVID-19に感染した妊産婦は、一人ぼっちに感じてしまうことがあるため、助産師として妊産婦を孤独にさせないような気づかいと温かいサポートの重要性を教えたとのこと。セミナーの最後に日本で使っている治療薬や、ワクチンと妊産婦の関係性等について紹介し、参加者から多くの質問をしたそうだ。
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