「モンゴル現代絵画展-高原を彩る風物詩」が開かれている
「モンゴル現代絵画展-高原を彩る風物詩」が開かれている
モンゴルを代表する画家たちの作品を集めた「モンゴル現代絵画展-高原を彩る風物詩」が、新潟県弥彦村の弥彦の丘美術館で24日まで開かれている。そそり立つ山肌(やまはだ)を輝かせる陽光、広大な草原に生きる遊牧民の姿などが詩情豊かに表現されている。弥彦村は、2015年にモンゴル出身の元横綱日馬富士さんが弥彦神社相撲場で奉納の土俵入りをしたのをきっかけにモンゴル国と交流を始め、2016年にはモンゴルのトゥブ県エルデネ郡と友好都市協定を締結した。小中学生が相互訪問するなどしてきた。今回の絵画展は、在新潟モンゴル国名誉領事館名誉領事の中山輝也さんが館長を務める、新潟市中央区の知足美術館所有の作品など21点を展示している。エルデネ郡とモンゴルとの交流に加え、今年春に同館のコレクションを弥彦の丘美術館で展示した縁で実現したとのこと。展示作は、「モンゴルのミレー」と呼ばれるラハグワドルジ、「太陽の画家」バザルバーニー、巨匠オドンらが1990年以降に描いたものでだ。月の砂漠を行くラクダ、夏の草原の遊牧風景、色づく秋の雄大な渓谷などを美しい色彩で描き出している。10月下旬の開場式で、中山名誉領事は「日本人が見ても郷愁を感じられる作品だ。弥彦村はモンゴル交流では実績のある自治体だ。本展を通し、いっそうつながりが強くなること期待している」と語っていた。
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