建設分野における労働安全デモンストレーション研修を実施
建設分野における労働安全デモンストレーション研修が実施された
JICAは、モンゴル政府と協力して、2017年から「建設分野における労働安全管理能力強化プロジェクト」を実施しており、プロジェクトは2022年1月まで実施される。プロジェクトのパイロット活動現場として、「グレート・タワー・コンストラクション」社の建設現場を選定し、2021年6月以降合計7回の労働安全研修・実習を同社の労働安全担当者、エンジニア、作業を対象に実施してきた。現場の労働安全研修・実習はチンゾリグ プロジェクトの労働安全講師が主導した。この活動の一環として、11月4日、「グレート・タワー・コンストラクション」社の建設現場でデモンストレーション研修が開催された。同社の労働安全担当者、エンジニア及び作業員等がプロジェクトから指導を受けてきた労働安全の知識・ノウハウを実際にデモンストレーションをしたことが新鮮で特徴的だった。日本の建設分野における労働安全の好事例である掲示板の紹介、ラジオ体操、朝礼、朝の指示の出し方、リスクアセスメントの実施方法、保安用品の正しい装着方法、玉掛作業のデモンストレーション及び日本製足場体験等が紹介されたとのこと。研修にはプロジェクトのカウンターパートである建設・都市開発省、建設開発センター、専門監察庁、労働安全健康センター、健康安全研究センター、モンゴル建設業協会のほか、民間建設会社の代表者が参加した。
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