「ジェンダーと開発2021」会議が開催された
「ジェンダーと開発2021」会議が開催された
9日、モンゴル政府と国家ジェンダー平等評議会は、アジア開発銀行と協力し、ウランバートルで「ジェンダーと開発2021」会議を開催した。会議ではジェンダー平等推進法、21件のジェンダー平等推進目標となる「ウランバートル宣言」の進捗状況が協議された。ウランバートル宣言の一環で、適切な雇用、アクセシビリティ、経済成長、ジェンダー格差指数を国内および国際レベルで採用し、気候変動への適応、リスク削減、地方の女子と女性の福祉向上という3つのサブテーマで21件の目標を立てている。世界経済フォーラムが毎年発表する「ジェンダー格差指数」ではモンゴルが10位進み、153ヵ国から69位にランク付けられた。現在、女性の労働力参加率は53%であるのに対し男性は68%だ。アジア開発銀行は、女性の労働力参加を増進すればGDPが16%伸びると推定している。モンゴルの長期開発政策の一環では、女性の労働力参加率を2030年までに65%、2050年までに70%に引き上がるとの目標が立てられている。この目標達成にはジェンダーの固定観念と対応を変える必要があると研究者らが指摘している。労働力の統計によると、女性の労働率が今年10%低下している。これは、女性が自立し、自己収入で生活することを妨害している。来年1月1日から労働改正法が実施され、女性の在宅勤務、男性の育児休業が承認され、女性の労働機会が向上すると期待されている。
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