世界銀行はモンゴルに「資源の呪い」状態に陥る恐れがあると警告
世界銀行はモンゴルに「資源の呪い」と似た状態に陥る恐れがあると警告した
世界銀行の報告書によれば、モンゴルは2004年以降、280億米ドル相当の鉱物を産出した。税金と鉱山使用料は過去15年で90億米ドルになるが、政府は87億米ドルを借り入れ、残ったのは2億ドルにすぎない。報告書は「資源の呪い」と似た状態に陥る恐れがあると警告している。「資源の呪い」は、イギルスの経済学者リチャード・アウティが名付けた、資源で得た巨大な富が政治を汚染し、制度を腐敗させ、経済をゆがめる現象である。現在、鉱業はモンゴルの国内総生産および財政収入の約4分の1を占める。330万人の国民全員を億万長者にできる額だが、モンゴル人のほとんどは利益を得ていない。貧困率は28%で、2012年からほぼ変わっていない。この状況を、前の世代を追放することで救えるとみている新世代の政治家たちがいる。透明性と予算の規律を高め、国営企業の統治を改善するための規制と法律の改善が必要だそうだ。「鉱業への依存を減らすなどしなければ、今よりもっと多くの困難に直面するだろう」と彼らが見ている。
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