人工衛星二号機を2022年に打ち上げる
人工衛星二号機を2022年に打ち上げる
モンゴルの若手エンジニアらが2017年に人工衛星「マザーライ」を日本の科学インフラに基づき製作に成功したことがある。現在、人工衛星二号機「テムーレル」をモンゴルで製作し、2022年に打ち上げるよう努めている。モンゴルでの宇宙技術の開発を目指す若手エンジニア、学者、研究者らが合併し、2017年にモンゴル宇宙技術協会MOSTAを設立し、現在会員数が200人に増え、活動が拡大している。モンゴル政府、国会が採択した国家長期開発計画「ビジョン2050」に宇宙分野の具体的な開発を取り入れている。2021年3月22日はモンゴル人の宇宙飛行40周年に当たり、モンゴルの首相の管轄下に「国家宇宙技術開発会議」を設置すると決定された。 若手宇宙技術エンジニアと起業家によって設立されたモンゴル・ナショナル・スペース・システムズ・コルポレーションMNSSはモンゴルで宇宙技術に基づき付加価値のある宇宙産業とビジネスを発展させることを目指している。モンゴル経済の主要分野に宇宙技術を導入し、衛生画像を採用したスマート農業、技術をベースにした牧草管理のある酪農経営、鉱業、採掘、探査調査及び鉱山閉鎖における衛生画像の使用、他の活動を宇宙から監査するなど、先端技術の分野で宇宙技術のアプリを使用すれば、多くの雇用創出と付加価値のある生産、競争力を高めることができる。MNSSは2024~2025年にリモートセンシング衛生を軌道に投入し、2030年に24台の小型衛星の観測網「衛星コンステレーション」の構築を目指している。モンゴルの宇宙分野の若手エンジニアらが月の研究と発見に積極的に関わっており、2021年7月20日に国際月研究MVAのモンゴルコーディネーターに任命された。今後短期および中期的に、モンゴルのゴビ砂漠に月面基地、月面探査機、3Dプリンター施設、宇宙服、宇宙生物学、宇宙食品、再生可能エネルギーなど、多くのサブセクターを研究開発する予定だ。日本はモンゴルの宇宙分野の発展に重要な役割を果たしている。過去10年間で、モンゴルから1000人余りのエンジニアが日本で教育され、そのなかで衛星および宇宙システムを専門とする高レベルのエンジニアも誕生している。2022年はモンゴル・日本外交関係樹立50周年を迎え、次の50年の両国のパートナーシップ関係、協力を定義する時期に至っている。
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