オユン・エルデネ首相が東京オリンピックの開会式に出席
オユン・エルデネ首相が東京オリンピックの開会式に出席した
オユン・エルデネ首相が21日から25日の日程で日本を訪問し、23日の東京オリンピックの開会式に出席した。今年１月の首相就任後、初めての外遊となる。22日、オユン・エルデネ首相と菅義偉内閣総理大臣との間で首脳会談が行われた。会談の際、菅総理大臣から、オユン・エルデネ首相の就任後初の外遊としての訪日を歓迎するとともに、万全な感染対策を講じ、安全・安心な東京オリンピック・パラリンピック競技大会を実現する決意を述べた上で、「戦略的パートナー」である日本とモンゴルの協力を一層深化させていきたい旨述べた。オユン・エルデネ首相から、温かい歓迎に感謝し、東京オリンピックの開催を祝福するとともに、厳しい感染状況を共に乗り越えていきたい旨述べた。また、1990年代初頭のモンゴル民主化以降の日本の一貫した支援、昨年来の新型コロナ感染症に関し、モンゴルに対して行われてきた様々な支援について、心から感謝する旨述べた。菅総理大臣から、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有するモンゴルを重視しており、来年の両国外交関係樹立50周年を、「青少年交流推進年」とし、若い世代も巻き込み、盛大に祝賀したい旨述べ、両首脳は、50周年に向け様々な分野で協力を深めていくことで一致した。菅総理大臣から、二国間協力の新たな象徴となる「チンギスハーン国際空港」が7月4日に開港したことに祝意を述べた。また、両首脳は、日本が建設を支援し、日本企業連合が参画する空港運営が円滑に進むよう、引き続き連携していくことで一致した。菅総理大臣から、秋田犬保存会がオユン・エルデネ首相に対し秋田犬を提供する意向を有している旨を紹介したのに対し、オユン・エルデネ首相から謝意が示された。両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力や、地域・国際場裡での協力・連携を一層進めていくこと、拉致問題の即時解決に向け、引き続き協力していくことで一致した。さらに、オユン・エルデネ首相が23日、東京オリンピック開会式に出席するため来日した他の外国首脳らと共に、天皇陛下を表敬訪問した。オユン・エルデネ首相は、天皇陛下によるオリンピック開会の正式宣言に対して、深く敬意を表しながら、祝福しました。平成時代に繁栄した両国の戦略的パートナシップは令和時代により強化されるだろうとの確信を表明した。一方、天皇陛下はモンゴル首相と面談したことを喜ばしく思っているとし、2007年にモンゴルを訪問された時の思い出を共有した。オユン・エルデネ首相は2022年に迎える両国外交関係樹立50周年にモンゴルを訪問するよう招待した。この際、オユンエルデネ首相は、アメリカのバイデン大統領のジル夫人、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と懇談し、幅広いテーマで意見交換をした。
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