TIKAはモンゴルの施設園芸農業の発展に向けた事業を実施
TIKAはモンゴルの施設園芸農業の発展に向けた事業を実施している
トルコ国国際協力事業団・TIKAはモンゴルの農業部門、その中でも施設園芸農業の発展、失業削減、食品の安全性確保に向けた数多くの事業をモンゴルで実施している。この一環として、TIKAはトルコ共和国の資金提供により霧吹き灌漑システム、暖房装置や換気システムが充実した400平方キロの冬用の温室建物を建築し、モンゴル施設園芸協会に引き渡した。TIKAは温室栽培農家たちの時間と費用を節約し、種と苗木の総合センター設立を目的に冬用の温室を建築し、電力供給や給水システム設置に取り組んだ。モンゴルにおける施設園芸農業の発展を目指して、2012年に設立されたモンゴル施設園芸家協会は、農業民間企業や農家を対象に園芸発展に関するトレーニングとアドバイスなどを提供し、民間企業に直面している課題を解決するために、努力してきた。モンゴル施設園芸家協会は首都と地方の民間企業30社の300人余りの会員で構成されている。この協会の副会長のエルへムバヤルさんは「我々は2020年に冬用の温室建築事業案をTIKAに提出した。TIKAは短期間に事業案を受け入れ、実施した。」と謝辞を述べていた。TIKAの支援を受け、モンゴル施設園芸協会の会員である「セムジト・オユ」社がこの温室を所有している。社長のオユンゲレルさんは「100メートルの温室を建てるのに、1憶3000万から1億4000万トゥグルグの費用が掛かる。我々は電気装置や暖房などを自ら設置し、TIKA が温室の建物を建築してくれた。これにより、一年中、葉物野菜を栽培できるようになって嬉しい。年に2~3回、収穫する。野菜の苗を育て、一部の野菜を栽培している。」と話していた。今年、コロナ禍の影響で国境を閉鎖したため、国内の市場における葉物野菜の需要は高かったが、ほとんどの野菜会社が冬用の温室を持っていないため、国内の需要を満たせなかった。この温室の建物を建築した「グリーンハルシ」社の社長ゾリグサイハンさんは「冬用の温室での野菜栽培に適切な温度は不可欠であり、温室の建物には保温性と耐久性のある、厚くて熱を通すを素材を使う。」と述べ、さらに、太陽活用の正しい計算の重要性を強調した。
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