オユン・エルデネ官房長官が第32回首相に就任

Odgerel 2021-02-01 05:02

政治

オユン・エルデネ官房長官が第32回首相に就任された

1月27日、与党・モンゴル人民党が出した新首相推薦案がバトトルガ大統領により上程され、国会国家組織常任委員会と国会会議での審議を経て、オユン・エルデネ内閣官房長官の第32代首相への就任が確定された。フレルスフ首相は1月21日、新型コロナウイルスの感染予防対策に不備があったことを理由に内閣総辞職した。出産直後にPCR検査で陽性が確認された女性と新生児が極寒の中、薄着とスリッパ姿で救急車に乗せられ、隔離しに国立感染症センターへ向かう動画が1月19日、TwitterやFacebook にアップされ、大反響を呼んだ。「非人道的な扱い」と国家緊急事態委員会への批判が高まり、翌日大規模なデモ活動へ発展したのだ。Ya.ソドバータル国家緊急事態委員長とT.ムンフサイハン保健大臣がその引責で辞任を表明したが、フレルスフ首相は内閣連帯責任として内閣総辞職する決意をした。なお、モンゴル人民党は１月22日、前日に辞任したフレルスフ首相の後継者にL.オユン・エルデネ内閣官房長官を充てる人事を固め、モンゴル人民党幹事会と総務会では、全会一致で首相の推薦を行った。新内閣のメンバーが1月29日、発表、任命された。組閣メンバーは、全部で17名。ロブサンナムスライ・オユン・エルデネ首相は1980年に生まれた、モンゴル国立大学法学部を卒業し、米ハーバード大学ケネディスクールで行政学修士号も取得している人だ。2016年から国民大会議の議員を務め、2020年の総選挙で勝利を収めて再任したフレルスフ内閣の官房長官を務めていた。