アカデミー会員ダライの著作集が出版された

Odgerel 2021-01-25 04:01

社会

アカデミー会員ダライの著作集が出版された

教育・科学省付属の国家モンゴル学会の提案により、モンゴル科学功労者で歴史家のチュルーン・ダライ氏の著作集9巻が出版された。文化省の支援を得て出されたこの著作集は、外国語・外国研究を実施するベテランの研究者と若い世代間の絆を強め、ダライ学者の学術的著作や、モンゴル科学への貢献を宣伝するより広い可能性を目指している。2020年はCh.ダライ学者生誕90周年で、科学アカデミー国際関係研究所学術評議会の決定により、この9巻は「モンゴル研究の優秀な遺産」プロジェクトの一環として再版されたとのこと。同学者の多くの学術文献は過去10年間、ほとんど再版されていない状態だ。科学アカデミー国際関係研究所は著名な学者による作品をシリーズで出版し、公開することを目指しており、編集部を設立した。この編集部は科学アカデミー副会長G.チュルーンバートル学者をはじめとする11人の学者、研究者から成り立っている。ダライ氏はモンゴルの歴史研究、その中でもハマグ・モンゴル、イフ・モンゴル、モンゴル帝国、チンギス・ハーンの国家政策、モンゴル民族形成、モンゴル・中央アジアの文明、モンゴル・日本、中国、韓国との歴史的な関係など幅広いテーマを研究した学者だ。国際関係研究所所長D.ゾルボー氏は「この9巻は研究方針、掲げた目標の範囲で、世界的な研究、文化及び知的発見につながる先駆的な作品だ」と述べた。この学者の作品は科学的アプローチや愛国心溢れる作品であるため、時間とともに、価値が上がってきているという。ダライ学者による歴史、国際研究、外交関係についての提案、科学的評価などは国内外の学者から高い評価を受けており、現在もモンゴルの歴史と社会科学に多大な貢献をしているのだ。