モンゴルの二名の教師が日本国勲章を授与した
モンゴルの二人の教師が日本国勲章を授与した
11月3日、日本政府は秋の外国人叙勲受章者を発表し、モンゴルからムンフツェツェグ氏及びナランツェツェグ氏が受章された。ムンフツェツェグさんに日本国勲章・旭日中綬章を授与した。日本・モンゴル間の学術交流及び相互理解の促進に寄与されたということでの授与だ。ムンフツェツェグさんはモンゴル国立大学アジア研究科日本語顧問教授で、1976年からモンゴル国立大学において日本語を学び始め、卒業した後、モンゴル科学アカデミー歴史学研究所に就職した。彼女は、モンゴルにおける日本語人材の最古参の一人として、モンゴルと日本との歴史的関係を研究してきた。モンゴル日本学会設立発起人の一人として、日本の歴史・文化の研究者にとどまらず、モンゴル国立大学において日本語指導者としてモンゴルの日本語教育の普及にも貢献した。1991年、当時のモンゴル国立大学日本研究科に教員として転職し、現在に至るまで約30年にわたり日本語の指導に尽力してきた人だ。
ナランツェツェグ教師が日本政府の旭日小綬章を受章された。ナランツェツェグ講師は、1977年、モンゴル国立大学の日本語コースを第1期生として卒業した。その後、同大学の日本語専任講師に着任し、15年以上文学部、法学部及び社会人向け夜間日本語コースに通う多くの生徒に日本語の指導を行い、モンゴルにおける日本語教育の第一人者の一人として活躍した人だ。また、日本の研究者と協力し「蒙日会話集」、「モンゴル人のための日本語教科書」、「日本モンゴル語基礎辞典」の執筆に携わり、日本とモンゴルの双方の語学研究及び教育を通じて両国の相互理解の促進に貢献したのだ。 更に、ナランツェツェグ先生はモンゴルへ初めてJICAボランティアが派遣された1992年から25年にわたり、派遣前訓練で多くのJICAボランティアにモンゴル語やモンゴルについて教えてきた。ナランツェツェグさんは、モンゴルと日本の協力の促進を担うJICAへの指導を通じて、日本とモンゴルの相互理解と交流の促進に貢献した。
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