ザンダンシャタル国会議長はアジア開発銀行代表と懇談
ザンダンシャタル国会議長はアジア開発銀行代表と懇談した
10日、ザンダンシャタル国会議長はパウィト・ラマチャンダラン アジア開発銀行常駐代表をはじめとする関係者と政府庁舎で懇談した。ラマチャンダラン常駐代表はG.ザンダンシャタル議長の再任を祝し、アジア開発銀行からモンゴルで実行中のプロジェクト、援助、ローンについて紹介した。同銀行は新型コロナウイルスの防疫強化のため、医療体制の能力向上を目的とした「健康-5」事業の一環で、災害時の医療体制強化のための医療機器調達に向けた3000万米ドル供与した。また、社会福祉のための2640万米ドル資金供与などの支援、協力の概要について言及し、今後は約150万米ドルの無償資金を対モンゴル支援として供与すると述べた。この席で、G.ザンダンシャタル国会議長は新型コロナウィルス感染拡大予防へのモンゴル政府の措置、行動をアジア開発銀行が一貫してモンゴルを支援してくれたことに謝意を表明した。また、アジア開発銀行の融資による事業、プログラムはモンゴルの発展に貴重な貢献をしていると強調した。さらに、モンゴル政府が経済活性化を目的に産業分野の発展、付加価値付け製品の輸出増加などに注力するなど政府方針について概要を述べた。また、今年の7月にアジア開発銀行とモンゴル政府は「経済協力区域開発」事業に関する協定を締結した。この事業に当たり、モンゴル経済活性化、雇用創出拡大を目的に経済自由区域を設置する予定だ。モンゴル・ロシア・中国経済回廊を建設する目標を達成するため、自由区域の活動を支援し、インフラ整備、特に鉄道建設事業の迅速化にアジア開発銀行と協力していきたいと述べた。両側は同銀行の融資による事業、プログラムの効率と効果及び、アジア開発銀行の2021~2024年の新パートナーシップ・プログラム推進に関して意見を交換した。
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