無償資金協力2件に関する交換公文に署名
無償資金協力2件に関する交換公文の署名が行われた
6月17日,ウランバートル市において,小林弘之在モンゴル日本特命全権大使とツォグトバータル外務大臣との間で,無償資金協力2件に関する交換公文の署名が行われた。内分けは感染症対策及び保健・医療体制整備のための支援「供与額10億円)と若手行政官の日本の大学院への留学支援「供与限度額約2億5千万円」となっている。モンゴルでは,7月1日時点の新型コロナウイルスの累計感染者数は220人であり,国内感染は抑えられている。この計画は,救急車,高濃度酸素発生器などの保健・医療関連機材を供与することを通じて,モンゴル及び国際社会全体における感染症対策及び保健・医療体制の強化に寄与することが期待される。新型コロナウイルス感染症の世界規模での感染拡大は全ての国の経済や社会にとっても大きな脅威であり,国際社会全体が一致して取り組むべき課題である。他方、モンゴルでは,産業構造の多角化などの開発課題を扱う政府機関・関係省庁の統治能力の向上及び制度構築を担う良質な人材の育成が大きな課題となっている。今回の協力はその一環としてモンゴルの若手行政官らが日本の大学院において学位を取得することを支援するもの。今回の協力により,最大16人のモンゴルの若手行政官などが日本の大学院に留学できる。この協力により育成された人材が,将来モンゴルの各分野で母国の開発課題の解決に貢献することに加え,日本とモンゴルの相互理解や友好関係の増進に寄与することが期待される。
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