フレルスフ首相がゴビスムベル県、ヘンティー県に出張した
フレルスフ首相がゴビスムベル県、ヘンティー県に出張した。
フレルスフ首相が1月14日にゴビスムベル県に出張した。首相は県庁所在地のスムベル郡の住民や公務員の代表らと会談し、政策や大規模な事業計画に関して情報提供し、住民からの質問に回答した。また、バヤンタル郡の家庭医療センターに新車の供与を決定し、郡庁の創案により新設される子ども宮殿、文化センターの支援を表明した。さらに、シベーゴビ郡に位置するエイク・ソラ炭鉱問題を検討し、法規通りに解決するよう、ツェレンバト自然環境・観光大臣に委託した。エイク・ソラ社所有の炭鉱は同郡面積の3割となる3万ヘクタール地を占めている。そこで、郡民からは同社の炭鉱ライセンスの失効を要請していた。フレルスフ首相は公務員に対し、責任向上と行政サービスの迅速提供、郡民の啓発に向けて実質的事業を実施するよう、注意した。ゴビスムベル県の人口は1万7500人であり、トゥブ、ドンドゴビ、ドルノゴビ、ヘンティーの4県と接する舗装道路や鉄道など、インフラが整備されている県だ。同県の国家予算による融資額は2016年から徐々に増え、2019年に120億トゥグルグの投資が行われた。2016年~2020年度の事業計画の実行率は92.5%だ。国家予算により640人収容の学校、総合病院、幼稚園の建物が建設中だ。同県の平均月給は91万8000トゥグルグで、全国4位に入る。失業率や貧困率が高かったが、ここ数年は減少しつつあると、バトソーリ県知事が紹介した。同県には戦略的意義のあるシベーオボー炭鉱が運用され、石炭採掘量でバガノール炭鉱の後に入る。年間170万~190万トンの石炭を採掘し、首都ウランバートルの第4火力発電所、トゥブ、セレンゲなど中央部各県の発電所に石炭を供給している。15日、フレルスフ首相はヘンティー県ボル・ウンデゥル郡を訪れた。同郡にボル・ウンデゥル選鉱工場が地下200メートルに採掘を行なっている。昨年340億トゥグルグの黒字だった同工場は一日390トン、年間30万トンの鉱石採掘ができる。2017年までに5年間停止したが、採掘再開し、技術革新も行った。蛍石の含有量が減りつつあり、現在26.27%になっている。なお、選鉱工場では90~95%に増やしている。この順調で進めば埋蔵量は3年後に底をつくとのこと。もし、ズーン・ツァガーン・デリ鉱山のフィジビリティスタディ(実行可能性調査)が確定されれば10年~15年間採掘可能になると推定されている。現在、銅鉱山で1200人が働き、平均年齢は30~35歳だと、同県のガンビャムバ知事が紹介した。
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