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世界トップ10考古学的発見の一つとして「ゴルモドⅡ」墓地が選ばれた


Odgerel 2019-12-23 07:12

世界トップ10考古学的発見の一つとして「ゴルモドⅡ」墓地が選ばれた

アメリカ考古学研究所が発行する「Archeology」誌は、2019年に「世界トップ10考古学的発見」を発表した。その一つとしてモンゴルのアルハンガイ県のウンドゥル・ウラーン郡にある「ゴル・モドⅡ」という匈奴国の貴族の考古学研究が選ばれた。研究チームをウランバートル大学教員、考古学者でもあるD.エルデネバートルが指導した。D.エルデネバートル学者は「これはウランバートル大学の考古学部の20年間の努力の成果だ。我が大学と中国の河南省の考古学研究所の5人の考古学者からなる共同研究チームが5カ月にわたって、発掘調査を行った。共同研究チームが出土した189号墓地と10号墓地の発見は世界トップ10の発見の1つとして選ばれたことを大変嬉しく思う。もちろん今もこの研究は進んでいる。世界トップ考古学の発見の一つとなった銀製龍は銀製ペア龍を純銀で鋳造し、たてがみ、ヒレ、翼の部分を金メッキした芸術性の高いものだ。なんのために造られたのか まだ不明だが、匈奴の国力の象徴であるかもしれないという推測を立てている。発掘調査が修了してから、これに関する詳細情報を発表すると思う。我々が「ゴル・モドⅡ」遺跡の189号の墓地で3年間、発掘を行った結果、この銀製の龍が出土した。これはモンゴルだけではなく、アジア初の発見と言える。龍は神話・伝説の生き物だが、我々の祖先が龍をどのように想像し、作ったのかを実際に見ることが出来るようになった。一方、荒らされた様子がない10号の墓地から、銀飾りの箱馬車を一緒に入れた70年代男性のお墓が発見された。これは匈奴貴族の葬儀風習、文化遺産、考古学研究に役に立つ貴重な発見だ。我々の研究は始まったばかりだ。「Archeology」誌は世界中で行われている考古学研究の結果を雑誌編集スタッフと世界的に有名な考古学者の提案に基づいてトップ発見を決めるとのこと。我々が2011年の発掘調査の結果をノミネートした経緯がある。また、2008年モンゴル・ロシア共同考古学研究チームによるノヨン・ウール墓発掘調査の結果をノミネートしたが、ロシアのベスト考古学研究として選ばれた。The HUバンドのロゴは出土した発見と似ているところもあるとのこと。

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