トランプ・ジュニア氏はモンゴルで狩猟した後で許可を得た可能性が浮上した
トランプ・ジュニア氏はモンゴルで狩猟した後で許可を得た可能性が浮上した
アメリカのドナルド・トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏がモンゴルを訪れた際、絶滅の恐れがある野生のヒツジ・アルガリを狩猟許可なしに射殺し、後日モンゴル当局から許可を得ていたと、アメリカの非営利報道組織プロパブリカが12日に報じた。アメリカ大統領の息子への特別待遇ではないかとして、動物愛護団体などから批判が出ている。プロパブリカによるとトランプ・ジュニア氏は今年8月、息子を連れてモンゴルに1週間ほど滞在していた際、アルガリ1頭を撃った。トランプ・ジュニア氏にはアメリカとモンゴル両国の警護隊が同行していたとう。準絶滅危惧種に指定されているアルガリは、大きな巻き角が特徴の野生ヒツジで、モンゴルでは国宝とみなされている。プロパブリカはアルガリの狩猟は許可制で、認められることはまれですが、許可証の発行制度は不透明なシステムになっていると報道した。トランプ・ジュニア氏は9月2日、狩猟区域を離れた後でモンゴル当局から許可を得たという。プロパブリカが伝えた政府関係者の話によれば、トランプ・ジュニア氏は狩猟認可を得た後、モンゴル出国前にバトトルガ大統領と私的に面会したとのこと。動物愛護団体「全米人道協会」のキティ・ブロック会長は、野生のアルガリはモンゴル国内に1万8000頭しか生息していないと指摘している。にもかかわらず、2008から2018年にアメリカ人ハンターが狩猟の記念品としてアメリカに持ち帰ったアルガリの角は254頭分に上ると批判した。
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