大阪市で1939年の「ノモンハン事件」に関する機密資料が見つかった
大阪市で1939年の「ノモンハン事件」に関する機密資料が見つかった
大阪市の難波宮跡の発掘調査現場から、1939年の「ノモンハン事件」に関する旧日本軍の機密資料が見つかっていたことが11日、分かった。終戦時に米軍の接収を免れるため焼却処分された燃え残りとみられ、文書には「ノモンハン・血の教訓」などの記載もあったとのこと。事件から今年で80年だ。戦争遂行に際し、ノモンハンを教訓に戦略を立てようとした状況が分かる貴重な資料になる。発掘後に調べたところ、焼け残った資料は冊子15冊分で、ノモンハン事件の戦法や考察などが記載されている。焼け焦げて判読は困難なものが多いが、一部に「ソ軍戦法の特色を考察」などの記述があったという。部隊の訓練内容や兵士の軍籍といった個人情報なども確認された。日本の防衛省防衛研究所によると、一部文書にはノモンハン事件についてまとめた当時の書籍名が複数記載されていることから、日本軍が打撃を受けたノモンハン事件を研究することで部隊の強化を図ったとみられるという。
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