ザンダンシャタル議長は日本経済新聞のインタビューに応じた
ザンダンシャタル議長は日本経済新聞のインタビューに応じた
ザンダンシャタル国会議長は5月30日、東京で日本経済新聞のインタビューに応じた。今年7月に開港式を開いた新国際空港について「遅くとも2020年5月までに運航を始める」と明らかにし、「近い将来、旅客数を現在の2倍の100万人に増やす」と話した。ザンダンシャタル議長は「国際的なハブ空港に育てたい」と抱負を語った。米中貿易戦争については「貿易戦争では勝者はいない」との見方を示し、両国に自制を促した。中国の「一帯一路」プロジェクトについてはインフラ開発に役立つとして歓迎する考えである。モンゴルは鉱業や農業などの1次産業が中心だが、ザンダンシャタル議長は「先端技術を活用して、付加価値が高い農産品のアジア輸出を拡大したい」と述べた。海外輸出の大半を銅や石炭など鉱物資源が占めているが、2014年以降は資源価格が下落すると、2013年まで2桁だった経済成長率は2016年に1%台にまで急減速した。近年では電気自動車の電池需要として、リチウムへの関心が高まっている。ザンダンシャタル議長は新たな開発について「日本企業は先進技術を保有しており、協力を呼びかけている」と明らかにした。
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