ザンダンシャタル国会議長は第25回国際交流会議で講演をした

Odgerel 2019-06-03 01:06

政治

ザンダンシャタル国会議長は第25回国際交流会議で講演をした

ザンダンシャタル国会議長は5月30日、日本で開かれた第25回国際交流会議で講演をした。巨額債務の返済に行き詰まり、中国から経済支配を受ける「債務のわな」が国際的な関心を呼んでいることを巡り、モンゴルの場合「対中債務は対外債務全体の10%以下で問題はない。」と強調した。モンゴルは2017年に国際通貨基金に支援を求めるなど経済は再建途上にある。モンゴルでは新ウランバートル国際空港が2020年に開港する計画である。新空港は日本の円借款で建設しており、三菱商事と千代田化工建設が建設を請け負っている。すでに滑走路や空港ビルは完成しており、空港カウンターは布で覆われている状態だ。新空港開港にあわせてミアットモンゴル航空は成田―ウランバートルを増便するほか、関空便も復活する予定だ。現在のチンギスハーン国際空港は立地や気象条件の影響で、航空機の離着陸が制限され、欠航しやすい問題があった。新空港の開港で問題が解消されれば、モンゴルは日本企業が拠点を構える候補として現実味を帯びてくる。外務省の調査によると、モンゴル進出の外資企業数は2012年時点で219社でしたが、2017年には500社を超えた。企業側で期待がかかるのが工学分野である。モンゴルでは2014年、日本式の高等専門学校（高専）が開校した。電通の人工知能子会社、データアーティストは2018年6月、IT人材の増加を見越して、ウランバートルに拠点を構えた。テレビ番組の視聴率をAIで予測するシステムを開発している。